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【VAPEあれこれ】VAPEと火災報知器

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 出張中、ビジネスホテルの狭い室内でベーピングをしているとき、「部屋中を煙だらけにして警報が鳴ったりしないのだろうか?」と心配になったことはありませんか。法律に基づき、建物のいたるところに火災報知器が設置されています。天井にポツンとくっついているあれのことですね。

世の中にはさまざまな火災報知器があります。自宅で警報を鳴らしても、ご近所さんに謝るだけで済みますが、外で鳴らしてしまったらたいへん。少しウザいことになります。火災警報器の特性を理解して、快適なVAPEライフを送りましょう。

 

自動火災報知機には大きく分けて3種類の火災感知方式があります。(ここでは火災報知器を「感知器」と呼びます)

 煙感知器・・・煙を感知するもの
 熱感知器・・・熱を感知するもの
 炎感知器・・・炎を感知するもの

煙感知器

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正式名称は「光電式スポット型感知器」。公共のビルやホテル、最近では家庭でもよく見かける感知器ですね。ベーパーの天敵です。スリットから入り込んできた煙を感知します。

内部の送光部から発せられた光が受光部に届くことで発報するのですが、通常時は向きが異なっているため、受光していません。内部に入り込んできた煙で光が乱反射することで受光部に届く、という仕組みになっています。

 

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正式名称は「光電式分離型感知器」。これは内部構造の大きな建物や高天井の建物で使用されます。体育館やショッピングモールの吹き抜けなどですね。

光電式スポット型感知器とは異なり、送光部と受光部の間に常時光を飛ばしています。それが煙などで遮られることで発報するわけですね。ベーパーにはあまり関係ないですか。ああ、そうですか。

 

 

熱感知器

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正式名称は「差動式スポット型熱感知器」。これもよく見かける感知器ですね。感知器周辺の急激な温度変化により発報します。じんわり温度が上がっていけば、いくら高温になっても発報しないわけですね。

熱感知式なので、もちろんミストでは発報しません。ベーパーにはあまり関係ないですか。ああ、そうですか。

 

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正式名称は「定温式スポット型熱感知器」。金属がむき出しになっているのでわかりやすいですね。これは感知器周辺が一定の温度になったときに発報します。防水の機能がありますので、厨房など水を多く使う場所で使用されていることが多いですね。

これも熱感知式。ベーパーにはあまり関係ないですか。ああ、そうですか。

 

炎感知器

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正式名称は「赤外線(もしくは紫外線)スポット型炎感知器」。トイレによく設置されます。ライターで感知するよ、って張り紙を見たことがありますよね。

VAPEは火を使わないですし、ベーパーにはあまり関係ないですか。ああ、そうですか。

 

 

連動型感知器

結局のところ、ベーパーに関係するのは煙感知器、しかもスポット型だけでしたね。長々と読ませてしまってすいません。しかし!重要なのはここからなのです!

感知器の中には火災感知を目的とするモノ以外に、ある機器を連動して作動させる目的のモノがあるんです。これを発報させてしまうと目も当てられません。

法律で「火災発生の際は防火区画や防煙区画を形成しなさい」というものがあるんです。ようするに、火や煙が回らないよう、その区画を遮断しろということです。

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代表的なものとしては、通路等を遮断する防火ドア、吹き抜けを遮断する防火シャッター、天井から降りてくる防煙壁などなど。エスカレーターや階段周りのシャッターなんて、作動したら上の階から下の階まで全部閉まってしまいます。これ復旧させるのがたいへんなんです。誤作動させたらめちゃくちゃ怒られます、きっと。

 

 

それ以外にホテルの室内等で連動型感知器を発報させると、天井裏の空調ダクトを遮断する防火ダンパーが作動したり、天井の一部がパカッと開いて排煙する仕組みが働いたり。ひとつ間違えたら空調ダクトがそれ以降使い物にならなくなったりするんです。(整備不良ってことですけどね)

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通常の火災報知器と連動型感知器を見分けるのはここです。赤いシールが貼ってますよね。連動型感知器にはそれとわかるように、シールが貼られていたり、真ん中に模様が入っていたりします。これを知っているだけで、あなたは感知器マニアの仲間入りです。彼女、奥様、娘さんからの尊敬のまなざしを集めることが可能でしょう。

 

 

最後に

今はIT業界に身を置いている私ですが、20年前は防災業界にいました。甲種消防設備士の資格も持っていました。ここまで長文を読ませておいて、たいへん言いにくいのですが、経験から申しますと、VAPE程度のミストでは発報しないと思うんです。

空調の効かない閉め切った部屋で大人数がベーピングしたり、感知器に直接ミストを吹きかけたりすれば話は別なのでしょうが、一人二人が吐く程度のミストならどうってことないかと。

実は(家庭用は知りませんが)煙感知器には“遅延機能”というもの付いてるんです。一度煙を感知してもすぐには信号を送らず、しばらく待機しています。数十秒後にまだ煙を感知している状態なら、そこではじめて発報するわけです。誤報防止というわけですね。火災の煙と違ってVAPEは蒸気ですので、感知器の中で濃い煙が長く滞留するとは思えません。

それでも万が一、感知器がミストを感知し、待機状態に入ってしまったら下からパタパタと扇いでください。一度点いたランプは消えると思います。

 

一度やってみよう、ってのは無しでお願いします。自宅でやりなさい、自宅で。

 

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記事を書いて10日余、さっき自宅の火災警報器を鳴らしてしまいました。4.5畳の部屋で爆煙を楽しんでいたのですが、買って初めて感知器が作動しました。空気清浄機は回っていたのですが追いついてなかったんですね。空気の流れを作ってやったあとは大丈夫っぽいです。できれば換気扇、なければエアコンや扇風機などで空気の流れを作っていたほうが安心ですね。すいません、家庭用感知器をナメてました。これ、公共のビルに付いてる感知器より感度高いですよ、たぶん。

 

 

周りから見ればVAPEは不審物。利用者のモラルが試されています
ニコチンは毒物。取り扱いは法律に沿い、細心の注意をもって

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