ぬかよろこび in VAPE

Nukayorokobi in VAPE[nukayoro.vape@gmail.com]

【Clone・RDA】Nuke RDA っぽいものを買いました

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今、世のベイパー達がもっとも手に入れたいモノはなんなのであろうか。高級スタビMOD?おフランス製のアトマイザー?紫猫さんやおしんさんのリキッド?

違う。茶器だ。

戦国時代、茶器は恩賞として主君から配下の武将に手渡された。本来、恩賞とは領地のことであったが、限りある日本の土地、配分できる領地は無尽蔵ではない。そこで織田信長は「茶器は領地と同等以上の価値があるモノ」としての価値観を作りだし、領地の代わりとしてそれを利用したのである。

その戦国時代の価値観を脈々と受け継いできたのがVAPE界である。ベイパーは茶器を求めて日々ショップやネットを徘徊し、そして沼にはまるのである。

クローンNuke RDA。私はここにルソン茶壷を手に入れたのである。クローンなので本物ではないが、これだけ珍しい茶器である、そんなものは黙っていれば他人にそうそうバレるものではない。

31mm(ボトム22mm)
高さ ポジピン除きドリチ込み49mm
エアフロー サイドエアフロー
デッキ 3ポスト4ホール

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さすが格式道具の筆頭、これ一つで国一つの価値があると言われていた茶壷である。見事なフォルムとしかいいようがない。必死の形相でiPhoneカメラを構えるぬかよろが映りこんでいるが、そこは気にする必要はない。

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桐の箱に納まっていた。写真の写りが悪く、たんなる紙箱に見えてしまうかもしれないが、桐だ。信長の時代、茶器は中国や東南アジアから入ってきたが、このクローンNuke RDAも例に漏れず中国からの輸入品である。付属品はドライバー、Oリング、ネジ、プリメイドコイル、と特筆すべきものはない。

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茶壷を分解した。相当ワイドボアなドリップチップだ。実測値で15mmという驚異的な内径を誇っている。ここから茶の葉を出し入れするのだから、当然と言えば当然だ。不思議でも何でもない。

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「Designed by icloudcig」、“堺の商人呂宋助左衛門(るそん すけざえもん)によるデザイン”と記されている。ルソンが一流の商人であったことは知られているが、一流のデザイナーでもあったことはいまだに日本政府により隠蔽されている。

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ポジティブピンの出っ張り具合はこんな感じである。メカニカルMODがこの世に現れたのは江戸幕府将軍が三代目家光公の頃である。残念ながら、このルソン壷が作られた頃にメカMODは無い。よって、メカMODでの利用はありえないということである。

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デッキ内部は壷に横幅があることから広いように感じるが、実はそれほどでもない。自由度は低い方だろう。4ホールあることから、コイルの設置はかんたんである。ウェルはそれほど深いわけではないが、壷ゆえにリキチャが過ぎてもそうそう漏れることはないだろう。

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クラプトンをデュアルでビルド。サイドエアホールの位置が相当高いところにあるため、コイルもかなりの位置まで持ち上げてやる必要がある。

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デッキ内部の広さはそれほどでもないと記述したが、ここが原因である。サイドエアホールにある黒い部分が見えるだろうか。この黒いプラスチックパーツが内部を圧迫しているのである。最初にリキッドを垂らしてバーンしたとき溶けた。コイルに溶けたプラスチックがくっついて臭い。

このプラスチックパーツであるが、実は中にファンが仕込まれている。アトマイザーの両脇がサイド扇風機になっているととらえてほしい。エアを取り込む際、このファンが回るのである。

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ドリップチップにもファンが仕込まれている。よく考えられている仕組みと言えよう。サイドから巻き込まれるようにエアがデッキ内に侵入、内部でサイクロン化するのである。そしてその後、ドリップチップを通るのであるが、そこでもまたエアはサイクロンと化されるのである。

ドリップチップでエアをサイクロン化させるのであれば、なにもサイドから取り込むときにファンを回してやる必要はないのではないかと思うかもしれないが、それは愚問である。申し訳が無いが、なぜ愚問なのかはわからない。

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これは茶器である。超絶ぶさいくなことはこの際、目を瞑らなければならない。ルソンの壷、味わってみよう。デュアルクラプトン0.4Ω、いきなり30Wだ。

なん・・・だ・・と・・

デュアルクラプトンでここまで味の出ないアトマイザーは初めてだ。超絶スッカスカゆえにエアだけはガンガンに口へ飛び込んでくる。スッカスカは別に良い、とにかくどんなリキッドを吸おうが素グリに毛が生えた程度にしか感じられないことに私は驚きを隠せない。

 

今までの私であれば、この時点で窓開けてぶん投げてしまったであろう。しかし、ぬかよろも日々成長している。ここからが腕の見せ所なのである。

こういうときは、ゆっくりじんわりと吸い込むのである。ゆっくり・・・ゆっくり・・・そら見てみろ、味がするではないか、iCareと同じくらい。

次の工夫はMODの変更である。テクニカルMODの場合、何を使おうが設定出力が同じならば味は変わらないなどとのたまうベイパーもいるが、それは間違っている。「VAPEは見た目が8割」の格言にもある通り、見た目が変われば8割くらいおいしさアップしてもおかしくないのである。

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MODを替えた。案の定、おいしさアップだ。残念ながら8割とまではいかなかったが、2割はおいしくなった。

この時点であることに気が付いた。「そういえば、エアフローのファンが回っていない」と。じんわり吸っているとサイドエアホールにあるファンが回らないのである。クローンNukeはこのファンがすべてのはずだ。ぶん回すしかない。

大きく息を吐いて・・・・そして吸うっ!
また大きく息を吐いて・・・・そしてまた吸うっ!
もう一度大きく息を吐いて・・・・そしてもう一度吸うっ!

「ぶいぃぃぃぃぃんっ!!!!」合計3つのファンが勢いよく回り、そして共鳴する。「ぶいぃんっ!ぶぃぃぃぃんっっっ!」クローンNukeの雄たけびと共に大量のミストが吐き出される。「これだ!これがNukeだ!」私の心は震えた。

エアのボリュームに負けてぜんぜん味がしない。たまに濃い味がするときもあるが、それは凄まじい吸引力によってリキッドの粒がたまに上がってくるためである。「これだ!これなんだ!こうやってリキッドを味わうアトマイザーなのだ!」

そう叫んだときには既に私はかなりの助走距離を稼いでいた。

 

窓は開いている

窓の外を睨みつける

走りだす

スピードに乗ってくる

ホップ、ステップ、ぶん投げるっ

そして、つぶやく。「茶壷ではなく茶釜にすべきだった・・・」

 

 

周りから見ればVAPEは不審物。利用者のモラルが試されています
ニコチンは毒物。取り扱いは法律に沿い、細心の注意をもって

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