Eleaf iCare、iCare mini、Laisimo NANO Y1、Joyetech Atopack Penguin旧型と新型。これまで多くのコンパクトオールインワンキットを使用してきましたが、すべて窓開けて、ぶん投げてやりました。味が出なかったり、イガったり、漏れたり・・・
なにも終日がんばれとは言ってません。2~3時間の外出の間だけなんの気兼ねもなくニコチン摂取をさせてくれればいいだけなんですけどね。揃いも揃って気合いが入ってないコンパクトキットばかりだわ。
私の使い方が向いてないのでしょうね。ぬかよろのベーピングはDLです。限られた時間にニコチンを摂取しようとかなり強く吸い込み、そしてチェーンします。これがイガる原因ですね。わかってるんですけど、ここを耐えてくれないとぶん投げます。
あと、こういったコンパクトキットは休日にしか使用しません。ときには丸々一週間使用しないこともあります。これで漏れるんですね。じわ~っと漏れて、気づいたときにはビッチャビチャ。ぶん投げるしかないですよね。
ベプログさんからAspire Breezeをもらいました。
サンプル品が届いたとき、正直なところ『困ったなぁ』と。『依頼をいただいたときに製品名を聞いていたはずなのに、ちゃんと調べておけばよかったなぁ』と。挙句の果てに『iCareの記事でもコピペしてやろうかしらん』と。ぬかよろ、腐れ外道ですね。あらためて書かなくても、皆様ご存知でしたかね。
・・・とイヤイヤ始めた試用ですが、一週間経って手応えを感じてきました。『これはイケるかも』
<SPEC>
●サイズ:93mm × 33mm x 19mm
●バッテリー容量:650mAh
●タンク容量:2ml
●ボディ:アルミニウム / プラスチック
●microUSB充電(800mA)
VAPE界に確固たる地位を築いているASPIRE・・・・って、あれ?ASPIRE製品って今まで使ったことあったっけ?ASPIREのサイトを見渡してみましたが、見慣れないモノばかり。やはり今までASPIRE製品は使ったことないようです。ぬかよろのモグリ疑惑発覚。
付属品はmicro USBケーブルとコイルが2つ、そしてOリングがいくつか。Oリングはどこに使うんだろう。まぁ、いつかわかることですし、細かいことは気にしないでおきましょう。
Aspire Breezeはオートスイッチ式にも関わらず、パフスイッチが付いています。これはポイント高いですね。オートスイッチは吸引力を感知して自動的に電源をONにする仕組みなのですが、便利なようで不便なんですよ。瞬時にミストが出てきてくれないので結構ストレスが溜まるんですね。MTLな方々はこのレスポンスの悪さにきっと悶え死にます。なぜオートとボタンスイッチの2方式を採用したのかはわかりませんが、とにかくパフスイッチのおかげでストレス無くベーピングができますね。
ここでひとつ文句を。ドリップチップが直接外部に触れないように透明のキャップが付属しています。そのこと自体は評価しますが、ただ、これガバガバですわ。触れるだけでポロッと取れます。ぬかよろほどのプロベイパーなら一ヶ月以内に紛失する自信がありますね。まぁ、私はキャップが無くてもぜんぜん平気な人間ですけど。
キャップの下にある十字の穴がエアホールです。単なる“穴”ですのでエアホール開度の調整はできません。Aspire Breezeの吸い心地は重めなのですが、MTLな方は指で穴を塞いで吸うのも一興かと思いますよ。超重めの吸い心地が楽しめます。
長く伸びている窓がリキッド容量確認窓です。これだけの大きさがあると残量が見やすいですね。
底面には充電用のmicro USB I/Fがあります。最大充電電流は800mAですので、2A急速充電環境での充電は念のため止めておきましょうか。私は1Aで充電していますが、今のところ爆発はしていません。オプションの専用充電器のOutputが1Aですので、これでいいんですよ、きっと。
ドリップチップを外すとデッキ(?)が現れます。このあたりを見ればEleaf iCareよりもしっかり作られていることがよくわかりますね。
ドリップチップ(画像右側)の真ん中に金属のプレートが見えるでしょうか。このプレートをドライバーのように利用してチムニーの開け閉めを行います。画像左側がデッキ(?)で、上側に付いているのが吸引力感知センサー、下側に付いているのがチムニーですね。
ここで一つ文句を。どこにも引っかかりがないのでドリップチップが少し外しにくいのです。深爪してる方はリキチャができずに右往左往、そのうちニコチンが切れて最後は悶え死にますね、これ。
真ん中のチムニーにコイルを取り付けてセットします。
コイルは0.6Ω。最近はとてつもなく低抵抗なコイルが多いので、0.6と聞くとホッとしますね。まぁ、0.6Ωもひと昔前は『サブオームやん、こわーっ』と恐れられていたんですけどね。
チムニーにコイルをセット。あ、ここにOリングがあった。付属のOリングはこのあたりで使用するようですよ。(てきとー)
リキチャはトップフィル!・・・って当たり前ですか、あーそーですか。左側に見える吸引力感知センサーにはあまり触れないようにしましょう。ここからガタがくることが多い気がします。
念のため、コイルにもリキッドを染み込ませておきましょう。
リキチャは窓を確認しながら。赤いラインまでしかチャージしてはいけません。ここを越えていると、チムニーとコイルを突っ込んだときに溢れます。
リキッド残量確認窓にLEDインジケーターライトが仕込まれています。取扱説明書には『3.8V以上だとライトは青色とオレンジ色。3.4~3.8Vだとライトは青色のみ。3.4ボルト以下になるとライトはオレンジ色に。オレンジ色になったら充電してね。』とあります。どこからどう見ても、これ紫色なんですけど・・・
iCareより味が出ます。Atopack Penguin並みと言えますが、それとは食感は異なります。Atopack Penguinが爆煙RDAだとすると、Aspire BreezeはMTL寄りのRTAといったところでしょうか。ニコチン摂取目的なら文句無しですね。エアフローは重め。私はDL運用ですが、強めに吸うタイプですので多少重い方が合います。“コンパクトオールインワンキットとしては”との前提は付きますが、味も食感もいい感じですね。あとは一ヶ月ほど運用してみて、ホントに使えるのかどうか判断したいと思います。
もう一つ文句言っとこ。Aspire Breezeの底面はフラットじゃないんです。こんか感じでなだらかなお山型に。これのおかげで立てることが困難になってしまうんですよね。なぜフラットにしておかなかったのでしょう。iCareがそうだったので、Aspire Breezeも逆さまにして置いておかないとジュルりと来るでしょうから、立てておくことはあまり無いのですが・・・どうも、気持ちが悪い。
Aspire Breezeに限らず、オートスイッチのモノで気をつけなければいけないのは吹き戻しですね。吸うのではなく吹いてみてください。パフスイッチが押された状態になって止まらなくなりますよ。そんなときは慌てず騒がず、コイルを一度抜き差ししてください。たぶん、止まります。それで止まらなければ、窓開けてぶん投げてください。
それで、Aspire Breezeは思い出へと変わります。
周りから見ればVAPEは不審物。利用者のモラルが試されています
ニコチンは毒物。取り扱いは法律に沿い、細心の注意をもって