この世にホントに『グラップル』なるものが存在するとは・・・
アメリカワシントン州にある企業が、味は完全にぶどうなんだけど見た目と歯触りはりんごという食品を開発したそうな。りんごにぶどう味の食品香味剤を芯に届くほど注入しているらしいのですが、なぜにそんなことを・・・
「匂いがきつすぎるし、本物のぶどうよりも人工的な味が強い」
「食べる前から異臭を放っている」
「食べてみると思ったよりグレープの味がしない」
メディアの評価は散々。これだけ叩かれていると食べてみたくなりますね。
沖縄のVAPE SHOP『VAPE TREE』さんからGRAPPLE アップル&グレープをもらいました。
ほうほう、VAPE界にもグラップルがありましたか。イヤな予感しかしない・・・
GRAPPLE アップル&グレープ(MAX VG)
『おばあちゃんの庭で育てられたリンゴとブドウ風味。Granny apple combined with the sweetness of grape juice.』
Granny appleだから「おばあちゃんのリンゴ」なのでしょうが、これは違うような気がします。グラニースミスのことなのではないでしょうか。ようするに青りんご。
実はですね、この記事を書き始める前にGRAPPLEを15ml全部吸い切ってしまっていたのです。おいしかったから?残念ながらそうではありません、なんの味だかさっぱりわからなかったからです。
最初、自分の舌がバカになってしまったのかと思いました。だって、amazonにあった画像がこれなんですよ。
誰でもジューシーなグレープとアップルを想像するじゃないですか。この画像のおかげで私の脳は「100%グレープジュースと100%アップルジュールのブレンド」でいっぱいでした。なのに、そのどちらの味もしない。そりゃ、焦りますよね。味覚死んだ、VAPEライフ終わったって絶望の底に叩き落されましたよ。
『おかしいなぁ、おかしいなぁ』とズルズル吸ってるうちに無くなってしまったわけなのですが、残り3mlのところでピンときました。これ、青りんごです。しかも、味が強調された青りんごフレーバーのそれではなく、リアル青リンゴの味(ようするに薄い)。甘みは少なく、少し青臭いところもあります。グリコの赤りんご青りんごから赤りんごを抜いて2倍に薄めればこんな味になるのではないかと。
リアル青りんごはおいしいですよね。甘みはそれほどありませんが、酸味と果汁を楽しむことができます。すいかに塩をかけるが如くアップルパイにグラニースミス使えば、この酸味の甘さが倍化しますしね。その青りんごから酸味と果汁を抜いてしまったらどうでしょう。『この味をお金を出してまで求める人っているのだろうか?』そんな味になってしまうと思います。
Vape Treeさん、ごめんなさい。吸えないほどマズいわけではないんですよ。だって、実際全部吸い切ってますから。プロベイパーならこの味を理解できるのかもしれない。アメリカの方ならこの味を理解できるのかもしれない。でも、ぬかよろレベルのベイパーには理解ができない。
誰か吸ってみて私に「この部分を楽しむんだよ!」って教えて。