『高濃度試験販売中』
しばらく前からHiLIQさんのサイトにこのメニューがあります。現在のところ10フレーバー、通常品より香料原液の比率が高くなっているそうですよ。お値段は通常品の1ドル増し。それでも30mlで6ドル、250mlをセレクトすれば20ドルですからね。20ドルだから今だと2,200円くらいなので、1mlあたり8.8円か・・・価格破壊ってレベルではないですよね。
基本的にHiLIQさんのリキッドは『薄い』。私、HiLIQの香料原料を使うこともあるのですが、推奨濃度より高くしてリキッドを作っています。試験販売にしなくても、全部高濃度にして1ドルずつお値段を上げればいいのに。特に頭に"アイス(Ice)"のつく製品はなんの味だかわからないくらい薄いのもありますからね。メンソールや清涼剤でフレーバーが吹っ飛んでしまっています。
HiLIQさんから、Ice LycheeとRed Lycheeをもらいました。
『どうせ、清涼剤が入っているかいないかの違いだけだろ?』そうつぶやいたHiLIQフリークの皆様、さすがでございます。我らがHiLIQ、ここになんのひねりも加えてきません。すがすがしいほど同じ味なのでございます。
Ice Lychee(VG:PG / 80:20)
Ice LycheeとRed Lychee、今日は同じRDAで試したいと思います。デュアルコイル 0.6Ω、出力は30Wほど
まずはIce Lychee・・・・
・・・・まっずっ! ほほう、さすが高濃度ですね。通常品だとここまで清涼感を効かせるとフレーバーが飛んでしまうのですが、Ice Lycheeはきっちりと味を残しています。まさにライチ、すさまじい再現力です。薄味マスカットにほんのり甘いナタデココを足したようなフレーバー。本物のライチって独特の食感を持っていますよね。当然ミストですからライチの食感がするわけがないのですが、Ice Lycheeは再現度が高いためにプリプリ、キシキシとしたあの感じがしているような気になってきます。ほんとにまずい。
HiLIQリキッドはメンソールや清涼剤の濃度が高過ぎると思っていたのですが、単純に薄かっただけだったのですね。高濃度製品だとしっかり味を出すことができているではありませんか。HiLIQさんはいい感じの路線に踏み込んだようですよ。Ice Lycheeまずいけど
Red Lychee(VG:PG / 80:20)
次にRed Lycheeをいただきます・・・・
・・・・まっずっ! 困りましたね。Ice Lycheeと同じ味ですので、書くことが無くなってしまいました。しいて言えば、Ice Lycheeと比べてRed Lycheeは清涼感が無い分、さらにリアルなライチ味になっています。ライチの再現しなくてもいい部分までしっかりと再現しているます。HiLIQさんの実力が垣間見えますね。ライチをここまで再現できるのであれば、オレンジやピーチのようなわかりやすい味のリキッドはもっとすごいのではなかろうか。これは興味深々、期待大といったところです。Red Lycheeまずいけど
ライチ系のリキッド2種、ライチ好きな方にはたまらないリキッドに仕上がっています。いますぐ250mlボトルでゲットすべきです。おすすめはRed Lychee+清涼剤。清涼剤は少しお高いですが、ほんのちょっぴり混ぜるだけでぜんぜん違うリキッドに化けるのでおすすめです。高濃度Red Lycheeへ気分に応じて清涼剤をポタポタ。ライチ好きの方には至上の幸福が訪れるでしょう。
もしかするとIce LycheeやRed Lycheeを『まずい』と感じるバカ者もいらっしゃるかもしれませんが、それは天下のHiLIQさんに失礼です。まずは我が身をしっかりと省みてください。HiLIQのkittyさんに心の中で謝りましょう。
『まずい』と感じるのもわからなくはないですけどね。ライチに限らず生鮮食品には少なからず " 生臭さ " がついてまわります。本物のフルーツはこの生臭みも込みで味を形成していますので気になることはありません。さて、Ice LycheeとRed Lycheeですが、よせばいいのにこの生臭みまでしっかり再現してしまっているのです。これ、ライチ好き以外の方には地獄です。ミストを吐いている途中と後味にこの生臭みが付いてまわりますので・・・
いやいや、『まずい』と思う方は精進が足りていないだけです。慣れるのです。ここは目をつぶってベーピングしてください。慣れるしかありません。250mlボトルを買いなさい。